ストーリー性を持ったコンテンツで山梨県内を多言語整備
OVERVIEW
概要
新型コロナウイルスの感染症拡大により、山梨県のインバウンド観光も甚大な影響を受けました。気軽に旅ができるのはもう少し先になるかもしれませんが、今のうちに外国人旅行者が快適に旅を楽しめるような環境を作りたい。この思いからスタートしたのが山梨県のプロジェクトです。
今回、山梨県甲府市に本社を構える(株)サンニチ印刷とORIGINAL Inc. がタッグを組んだことで、「ローカルの知見」と「外国人目線」を生かした多言語整備が実現しました。
プロジェクト名: 山梨県 県内観光資源多言語案内加速事業
クライアント: 山梨県 観光文化部 観光振興課 | プロジェクト期間: 2020年10月~2021年7月末
MISSION
ミッション
- 外国人観光客をターゲットに旅マエの訪問意欲を高めることで、コロナ禍収束後の反転攻勢を図る。
- コロナ禍収束後に外国人観光客を高いレベルでもてなせるよう多言語の環境を整える。
SOLUTION
ソリューション
- 観光庁が訪日外国人旅行者の滞在満足度向上を目的に、平成30年度から実施している「地域観光資源の多言語解説整備支援事業」。制作会社として4年連続で解説文執筆を担った実績を生かし、県内に設置されている観光看板(140箇所)をネイティブの視点で書き換え。
- 外国人旅行客が戻ってきた際、県内を回遊してもらえるよう旅行記(英語版)を制作。
- 旅マエの情報収集がスムーズにできるよう、山梨県のウェブサイトを多言語展開にアップデート。
- 今後のインバウンド復興の鍵を握るであろう外国人富裕層との親和性も高い「トランスフォーマティブ・トラベル(旅を通じて、その後の生き方にポジティブな影響をもたらす体験)」という新しい視点の提供。
(株)サンニチ印刷とのコラボレーションだからできたこと
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- 地元に根付いた会社だからこそのコミュニケーション力でプロジェクトを円滑に進行。
- 土地勘を生かしたアテンドで、短期間でも充実した取材に。
- サンニチ印刷が有する山梨県を網羅したストックフォトを活用することで、取材時期は1月だったものの、四季折々の写真を掲載することが実現。
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PRODUCT
プロダクト
観光看板整備
外国人ライター・エディターを中心とする調査スタッフが現地を取材して作成した解説文。
㈱サンニチ印刷が中心となり、山梨県内にある140の観光看板を整備。看板に掲載する解説文は、 ORIGINAL Inc. で経験を積んだ外国人ライター・エディターが担当し、現地を取材した上で執筆しました。
※2022年3月設置予定
英語版ガイドブック
看板用に作成した140の解説文コンテンツをもとに制作したガイドブック。
心が浄化されるような大自然や、ここでしかできない経験など、人生がより豊かになるような山梨県での体験を「Discover(まだ知られていない山梨県の魅力を体験)」「Uncover(名所への理解を高めさらに深堀り)」「Recover(体験を通して自分自身をリセット)」の3つの切り口で紹介しました。
ウェブサイト・リニューアル
看板用に作成した140の解説文コンテンツをもとにリニューアルした山梨県のウェブサイト。
看板用に制作した140のコンテンツをもとに山梨県のウェブサイト「富士の国やまなし観光ネット多言語サイト」をリニューアル。旅行記と同様に、軸にしたのは「トランスフォーマティブ・トラベル」で、「旅マエ」に読まれることを想定し、現地に行きたくなるような文章に整えました。